A:①認知機能(注意・集中)の変動:意識がはっきりしている時とボーっとしているときがあり、昼間でも眠ってばかりいたり、自分で服をしっかり着られる時がある一方、着られない時がある等症状に変動がある。
②繰り返し出現する具体的な幻視:幻視とは実際には見えないものが本人にはありありと見える症状で、「ネズミが壁を這いまわっている」「知らない人が部屋に座っている」等小動物や人が見える事が多く、具体的で本人が良く覚えています。人形を女の子と見間違ったり、ハンガーにかけたコートを見て人と見間違う等の「錯視」もよくあります。
③誘因のないパーキソニズム:動作が遅くなったり、無表情、筋肉が固くなる、小刻みで歩く、転びやすい等のパーキンソン症状が現れます。
④レム期睡眠行動異常症:レム睡眠は身体が寝ているけれども脳は活動している状態なので夢を見ている事がありますが、通常は体は動きません。このレム睡眠中に大声で叫んだり、怒鳴ったり、奇声をあげたり、暴れたりすることがあり、これをレム睡眠行動障害と言います。